久しぶりに真面目な記事を書きます。
明日木曜の定期放送でのネタなのです。
http://mjmj.info/data/CompRules_j.html#r8
MJMJの8. 多人数戦ルール 800. 総則を参照。
それとは別に、
以下、投了行為を使った事例を挙げていくので、ルール上の間違いがあれば指摘して下さい。
投了行為によるゲームの歪み
・《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》
例)無限青マナ、そして《未来予知/Future Sight(ONS)》をコントロールしているプレイヤーAが、自分のライブラリを全て引き切り、ライブラリが《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》だけになった状態。この状態から、プレイヤーAが「プレイヤーBを対象に、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》X=500」を唱えた。プレイヤーBが投了したので、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》が打ち消され、残りのプレイヤーに《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》を打てなくなった
・《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
例)プレイヤーAが「プレイヤーBを対象に能力を起動」した。プレイヤーBが投了したので、無駄になった。
・《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》や《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
例)プレイヤーAが「プレイヤーBに装備したクリーチャーで攻撃」した。プレイヤーBが投了したので、戦闘ダメージが割り振られず、能力が誘発しなくなって損をした。
・《彫り込み鋼/Sculpting Steel(MRD)》などのコピー系
例)プレイヤーAが《Basalt Monolith(LEA)》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
、プレイヤーBが《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》をコントロールしている状況で、プレイヤーAが「《彫り込み鋼/Sculpting Steel(10E)》」を唱えた。プレイヤーBが投了したので、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》のコピーになることが出来ず、無限マナ無限ドローを狙ったが失敗に終わった。
・《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》
例)プレイヤーBが「プレイヤーAの《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》を《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》」で交換した。その後、プレイヤーBは投了したので、プレイヤーAのコントロールする《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》も、交換された《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》も追放された。
・《意外な授かり物/Windfall(CMD)》
例)プレイヤーAが「《意外な授かり物/Windfall(CMD)》」を唱えた。プレイヤーBが手札7、残りのプレイヤー全員の手札が0だった。プレイヤーBが投了したので誰もカードが引けなかった。
・《Mana Drain(LEG)》
例)「プレイヤーBの唱えた《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant(DIS)》に対し、プレイヤーAが《Mana Drain(LEG)》」を唱えた。解決前にプレイヤーBが投了したので、プレイヤーAが次のメインフェイズに得られるはずのマナがなくなった。
・《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》
例)プレイヤーAが「《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》」を唱えた。プレイヤーBの墓地の能力を使用されると負けるので、プレイヤーBが投了した。《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》は能力が得られなくなった。
・《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind(GPT)》
例)プレイヤーAが「《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind(GPT)》に《好奇心/Curiosity(ISD)》がついた状態で、プレイヤーBにダメージを飛ばす」ことを選択した。プレイヤーBが投了したので、ダメージが割り振られずドローできなくなったので無限ダメージにならなくなった。
・《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》
例)プレイヤーAが「《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》」をコントロールしている。プレイヤーB、プレイヤーCが投了したので、《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》による衰弱スピードが1/2になり、プレイヤーDが生き残れる可能性が上がった。
・《袖の下/Bribery(8ED)》や《法務官の掌握/Praetor’s Grasp(NPH)》など
例)プレイヤーAが「プレイヤーBに対し《袖の下/Bribery(8ED)》」を唱えた。プレイヤーBは《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant(DIS)》を奪われると無限が発生するので、解決前に投了した。
など。
・政治的に使える場面 (精神隷属器など)
・盤面てきに仕方ない (青頂点やニヴなど、全滅するくらいならほかのプレイヤーに託す)
・単なるいやがらせ (Mana Drainの例など)
のだいたい3つのパターンだと思うが、
ルールで「投了はいつでも行なってよい」とされている都合上、それを判別出来ない。
勿論、感情的には以後ヘイトMAXだろうが、
たとえば賞品のかかったEDHだったり、たとえば勝ち点に意味があるスイスラウンドだったり。
しかし、上記例の投了行為が
命を犠牲にした《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》または《もみ消し/Stifle(SCG)》
な感じが強い。
気が向いたら、また続きを書きます。
明日木曜の定期放送でのネタなのです。
http://mjmj.info/data/CompRules_j.html#r8
MJMJの8. 多人数戦ルール 800. 総則を参照。
それとは別に、
104.3a プレイヤーはいつでも投了できる。投了したプレイヤーは即座にゲームから除外され、そして負けとなる。
以下、投了行為を使った事例を挙げていくので、ルール上の間違いがあれば指摘して下さい。
投了行為によるゲームの歪み
・《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》
例)無限青マナ、そして《未来予知/Future Sight(ONS)》をコントロールしているプレイヤーAが、自分のライブラリを全て引き切り、ライブラリが《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》だけになった状態。この状態から、プレイヤーAが「プレイヤーBを対象に、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》X=500」を唱えた。プレイヤーBが投了したので、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》が打ち消され、残りのプレイヤーに《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith(MBS)》を打てなくなった
・《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
例)プレイヤーAが「プレイヤーBを対象に能力を起動」した。プレイヤーBが投了したので、無駄になった。
・《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》や《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
例)プレイヤーAが「プレイヤーBに装備したクリーチャーで攻撃」した。プレイヤーBが投了したので、戦闘ダメージが割り振られず、能力が誘発しなくなって損をした。
・《彫り込み鋼/Sculpting Steel(MRD)》などのコピー系
例)プレイヤーAが《Basalt Monolith(LEA)》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
、プレイヤーBが《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》をコントロールしている状況で、プレイヤーAが「《彫り込み鋼/Sculpting Steel(10E)》」を唱えた。プレイヤーBが投了したので、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》のコピーになることが出来ず、無限マナ無限ドローを狙ったが失敗に終わった。
・《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》
例)プレイヤーBが「プレイヤーAの《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》を《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》」で交換した。その後、プレイヤーBは投了したので、プレイヤーAのコントロールする《金粉のドレイク/Gilded Drake(USG)》も、交換された《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》も追放された。
・《意外な授かり物/Windfall(CMD)》
例)プレイヤーAが「《意外な授かり物/Windfall(CMD)》」を唱えた。プレイヤーBが手札7、残りのプレイヤー全員の手札が0だった。プレイヤーBが投了したので誰もカードが引けなかった。
・《Mana Drain(LEG)》
例)「プレイヤーBの唱えた《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant(DIS)》に対し、プレイヤーAが《Mana Drain(LEG)》」を唱えた。解決前にプレイヤーBが投了したので、プレイヤーAが次のメインフェイズに得られるはずのマナがなくなった。
・《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》
例)プレイヤーAが「《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》」を唱えた。プレイヤーBの墓地の能力を使用されると負けるので、プレイヤーBが投了した。《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》は能力が得られなくなった。
・《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind(GPT)》
例)プレイヤーAが「《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind(GPT)》に《好奇心/Curiosity(ISD)》がついた状態で、プレイヤーBにダメージを飛ばす」ことを選択した。プレイヤーBが投了したので、ダメージが割り振られずドローできなくなったので無限ダメージにならなくなった。
・《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》
例)プレイヤーAが「《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》」をコントロールしている。プレイヤーB、プレイヤーCが投了したので、《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》による衰弱スピードが1/2になり、プレイヤーDが生き残れる可能性が上がった。
・《袖の下/Bribery(8ED)》や《法務官の掌握/Praetor’s Grasp(NPH)》など
例)プレイヤーAが「プレイヤーBに対し《袖の下/Bribery(8ED)》」を唱えた。プレイヤーBは《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant(DIS)》を奪われると無限が発生するので、解決前に投了した。
など。
・政治的に使える場面 (精神隷属器など)
・盤面てきに仕方ない (青頂点やニヴなど、全滅するくらいならほかのプレイヤーに託す)
・単なるいやがらせ (Mana Drainの例など)
のだいたい3つのパターンだと思うが、
ルールで「投了はいつでも行なってよい」とされている都合上、それを判別出来ない。
勿論、感情的には以後ヘイトMAXだろうが、
たとえば賞品のかかったEDHだったり、たとえば勝ち点に意味があるスイスラウンドだったり。
しかし、上記例の投了行為が
命を犠牲にした《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》または《もみ消し/Stifle(SCG)》
な感じが強い。
気が向いたら、また続きを書きます。
コメント
多人数戦ルールの総則によると、
800.4a プレイヤーがゲームから除外されたら、そのプレイヤーがオーナーであるオブジェクト(rule 109 参照)は全てゲームから除外され、そのプレイヤーにコントロールを与えている効果は終わり、スタックにあるそのプレイヤーがコントロールする呪文や能力は消滅する。(以下略)
とあり、「交換」は「コントロールの変更効果」の一部のため、この事例の場合は上記ルールの「そのプレイヤーにコントロールを与えている効果は終わり」が適用されると思います。
ひみつの最下段はいいですね。個人的には自分の仲間内でも提案したいです。
除外されたプレイヤーのコントロールするオブジェクトが追放される
コントロール変更の終了
のタイミングにラグ?があるからそうなる可能性。
「交換」のキーワード処理と第2種の関係あたりが、感覚的に理解しづらいのですね
普段の2人戦では発生しないような事例なのに(ゲームが即終わるため)
このルールはEDHのルール解説を見てもだいたいは記載しておらず、単に「多人数戦総合ルール」として扱われているので
EDHやってても見落としがちですな。
そして、金粉は頻出カードなので困る。
交換についてわかりにくいのは
「オーナーの墓地に置かれ、コントローラの墓地には置かれないのでPIG誘発しない」
ことがあることとかそこらへんもかな。
(戦場からあなたの墓地に置かれた での誘発)(例:サッフィーとか)
>投了の
ルール的には問題なくとも、それを頼ったプレイは最早何か違うかなという感じです。
2年近くこのハウスルールでやっていますが、特に問題ないですね。
構築なら「精神隷属器スタック投了」は2本先取なのでありかと思いますが、まあ。